浴室換気扇の交換方法と交換にかかる費用の相場を徹底解説
2022.12.16
浴室についている換気扇の交換を検討しているものの、どのような手順で行うのかを知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
あらかじめ、どのくらいの費用がかかるのかも押さえておきたいですよね。
そこで本記事では、浴室換気扇の交換方法や交換にかかる費用の相場を紹介します。
浴室の換気扇を交換しようとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
換気扇の種類
換気扇は「プロペラ式」「シロッコ式」の大きく2種類に分けられます。
ここでは、それぞれの特徴を紹介します。
プロペラ式
プロペラ式は、扇風機の羽のようなものがついている直接排出式の換気扇です。
屋外に面している壁にとりつけるだけなので、内部の空気を外部へそのまま換気できることが特徴です。
主なメリットとしては、掃除しやすいことと、換気の風量が大きいことが挙げられます。
ただし、外部の風の影響を受けやすいため、高層住宅にはおすすめしません。
シロッコ式
シロッコ式は、天井に取りつけるタイプの換気扇で、ダクト排出式ともよばれます。
壁に取りつけるプロペラ式と比べて、風量が安定していることや外部の風の影響を受けないことが大きな特徴です。
そのため、ユニットバスだけではなく高層住宅でも使用されています。
換気機能だけでなく、暖房や乾燥などの機能を求める方は、シロッコ式の換気扇がおすすめです。
浴室の換気扇を交換するタイミング
浴室の乾燥機を交換するタイミングは、一般的に8~15年とされています。
電化製品の1つである換気扇は、使用する年数が長いと、劣化して故障することがあります。
換気扇に含まれるファンやモーターなどは、目で確認して問題がない場合でも、換気の性能は低下しているため、交換を検討することがおすすめです。
換気扇は、以下の症状が確認できたタイミングに行いましょう。
浴室の換気扇を交換するタイミング
- 回転の音が大きい
- 風量が弱い
- 異音や異臭が発生する
- 振動する
- 電源をつけても動かない
このような症状が現れた場合は、すでに換気扇が劣化・故障している可能性があります。
なお、浴室の換気扇の交換は、一般人が対応することは危険なのでおすすめしません。
交換や調査を行いたい場合は、資格をもっているプロの業者に依頼しましょう。
浴室の換気扇の交換が必要のない症状
浴室の換気扇に現れる症状のうち、なかには交換する必要のない場合があります。
それは、換気扇から異音が聞こえる場合です。
換気扇からの異音は、交換を行わなくても、ご自身による掃除やメンテナンスなどによって解消できることがあります。
交換する必要のないときに考えられる症状は、以下のとおりです。
浴室の換気扇を交換する必要のない症状
- 換気扇内にほこりが溜まっている
- モーターに塗られているオイルが不足している
異音の聞こえる換気扇でも、これらの症状の場合は、ご自身でほこりを掃除したり、潤滑油を塗ったりすることで、改善される可能性が高いです。
なお、換気扇は定期的にメンテナンスすることで、長く使用できるので、できるだけ日頃から掃除を行うことをおすすめします。
>>> 関連記事:ユニットバスに取り付けられている換気扇を掃除する方法
浴室の換気扇を交換する方法
浴室の換気扇を交換する場合、取り外すまでの流れはどの種類でも同じですが、使用している換気扇の種類によって取りつけ方が異なります。
たとえば「プロペラ式」の換気扇の場合は、壁に取りつけるだけなので、大掛かりな工事は必要ありません。
一方で「シロッコ式」の換気扇の場合は、天井への設置工事だけではなく、電気の配線やダクトの設置などの作業も行う必要があります。
なお、換気扇そのものが故障している場合だけではなく、電源のスイッチが故障している場合も考えられます。
不具合の状態に合わせて、適切に対応してもらえるように信頼できる業者を探しましょう。
電気工事を行う場合は資格が必要
浴室の乾燥機をご自身で交換しようとお考えの場合でも、工事の内容によっては作業が行えない場合があります。
一般的に、電気の配線などを含む電気工事は、電気工事士の資格を所有している方でなければ作業できません。
不用意に工事を行って、感電や漏電などのトラブルを起こさないためにも、電気工事士が所属している業者に依頼しましょう。
換気扇を交換する際にかかる費用の相場
換気扇の交換には、一定の費用が必要です。
ここでは、換気扇そのものを交換する場合と、部分的に交換する場合に分けて、それぞれにかかる費用の相場を紹介します。
浴室換気扇を丸ごと交換する場合
浴室の乾燥機を丸ごと交換する場合には、7万~10万円程度の費用が必要です。
費用の内訳は以下のとおりです。
浴室乾燥機を丸ごと交換する場合の費用の相場
- 本体の価格(プロペラ式):1万円前後
- 本体の価格(シロッコ式):3万~4万円
- 交換作業費:2万~4万円
- その他:1万~2万円
その他の費用には、販管費や業者の交通費などが含まれます。
異常がある部品のみの交換する場合
ファンやモーターの破損などのように、異常がある部品のみを交換する場合には、以下の費用が必要です。
異常がある部品のみを交換する場合の費用の相場
- モーター:3万~4万円
- ダクトのファン:2万~3万円
- タイマースイッチ:3万~4万円
換気扇本体を交換する場合に比べると、費用を安く抑えられます。
浴室の換気扇の交換を業者に依頼する場合
前述してきたように、浴室の換気扇は工事内容によっては業者へ依頼しなければならないことがあります。
そのため、電気工事士の免許をもっている業者へ依頼すると安全です。
ここでは、換気扇の交換を依頼できる業者をまとめました。
どのようなメリット・デメリットがあるのかも含めて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
街の電機屋
自宅の周辺にある電機屋さんは、近いからこそすぐに依頼して対応してもらえるという圧倒的なスピードを誇ります。
また、地域密着型で対応している電機屋さんであれば、より電気工事の知識も豊富にあることが想定されるので、安心して任せられるでしょう。
なお、電機屋さんによっては、浴室の換気扇そのものを取り扱っていないことがあります。
そのため、依頼しても対応してもらえないこともあるので、注意しましょう。
家電量販店やホームセンター
家電量販店やホームセンターには、換気扇の品揃えが豊富であり、店頭で実物を確認できるという特徴があります。
また、電機屋さんと比べると、定価よりも安く提供されていることも多く、型落ち製品などのセールも行われるため、費用を抑えたい方におすすめです。
一方で、在庫がない製品の場合は店舗に取り寄せるまでに時間がかかることや、電気工事が必要な場合には、別途業者に依頼しなければならないことがデメリットです。
リフォーム会社
リフォーム会社は、浴室の換気扇だけではなく、住宅の設備に関する知識が豊富であるため、適切なアドバイスをしてもらえます。
住宅リフォームにおいての専門家であるため、換気扇を交換したあとの仕上がりもきれいで、丁寧な作業が期待できます。
一方で換気扇の交換に関する工事以外の、オプションや付属品などを提案される可能性があることはデメリットだといえるでしょう。
浴室換気扇の交換を安くするポイント
浴室の乾燥機の調子が悪く、交換したいものの、できるだけ費用を抑えたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そのようなときは、これから紹介する4つのポイントをぜひ試してみてください。
ポイント①複数の業者へ見積もりをとる
換気扇の交換にかかる費用を少しでも抑えたいとお考えの場合は、複数の業者に見積もりをとりましょう。
同じ条件で見積もりをとって、比較検討することが大切です。
3社以上の業者へ見積もりをとることで、どのくらいの費用が相場なのかを把握できます。
相見積もりをとって適正価格を把握しておくことで、悪徳業者を見分けることも可能です。
希望する工事の内容がすべて含まれているのか、見積もりの詳細部分まで確認したうえで、信頼できる業者を探しましょう。
ポイント②メーカーにこだわらず選ぶ
換気扇の交換にかかる費用を抑えたい場合は、メーカーのこだわりをなくすことも大切です。
浴室の換気扇は、さまざまなメーカーが取り扱っているため、有名なメーカーであればブランド料も含めて高額になることも少なくありません。
そのため、同じ機能を搭載している製品であっても、メーカーにこだわらなければ、格安で手に入ることもあります。
なお、メーカーの知名度と製品の品質は、必ずしも比例しているわけではないので、しっかりとご自身に合った製品を見極めることが大切です。
ポイント③型落ちの換気扇を選ぶ
新たに換気扇を購入する際、最新モデルを検討される方もいらっしゃるかもしれませんが、費用を抑えたい場合は型落ちしている換気扇を選ぶことも検討してみてください。
なぜなら、最新モデルの場合は、高額になりやすいためです。
型落ちしているモデルでも、最新モデルとそれほど変わらない機能を搭載したものを、安価に手に入れられることがあります。
最新モデルが発売されると、1つ前のモデルが型落ちとして割引されることがあるので、ぜひ確認してみてください。
ポイント④普段のメンテナンスを行う
換気扇の交換には一定の費用がかかるので、普段のメンテナンスを怠らないことで、長く使用できる可能性が高まります。
たとえば、時間があるときに換気扇を拭いたり、フィルターのほこりをとったりするなどが挙げられます。
大掛かりな工事の頻度を減らすためにも、日常生活のこまめなメンテナンスを心がけましょう。
浴室の換気扇に搭載されているその他の機能
浴室の換気扇は、換気機能だけではなく、衣類乾燥機能や暖房機能などの、さまざまな機能が搭載されています。
最後に、浴室の換気扇に搭載されている機能を紹介します。
衣類乾燥機能
衣類乾燥機能がついている換気扇では、天気が悪い場合でも問題なく洗濯物を干せます。
浴室に洗濯物を干すため、室内干しで気になる湿気やにおいなども気にする必要がありません。
最近では、花粉やPM2.5などが気になる方を中心に、浴室乾燥機を使って洗濯物を乾かす方が増えているようです。
暖房機能
暖房機能は、寒い冬の季節に活躍する機能です。
この機能を使えば、浴室内だけではなく、扉を開ければ脱衣所の空気まで温められます。
特に、ほかの部屋との気温差によって起こるヒートショックの対策にもなるので、高齢の方がいらっしゃるご家庭にもおすすめです。
タイマー機能
タイマー機能を使えば、これまで紹介した乾燥機能や暖房機能などを、指定した時間に電源を入れられます。
たとえば、家に着く時間に合わせて暖房機能をつけることはもちろん、希望する時間に乾燥機能を止めることも可能です。
浴室の換気扇を使用することで増える、電気代が気になる方も安心の機能です。
浴室の換気扇を交換する場合は、交換するものによって費用が異なる
いかがでしたでしょうか?
浴室の乾燥機を交換するタイミングは、一般的に8~15年とされています。
風量が弱かったり、異音や異臭が発生したりしている場合は、交換するタイミングです。
なお、換気扇本体を交換する場合には7万~10万円程度、部品のみを交換する場合は3~4万円程度が必要です。
基本的に電気工事を要する内容であれば、電気工事士の資格をもっている業者しか対応できないので、ご自身で対応しようとせずにプロの業者に依頼することをおすすめします。
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