オール電化のお風呂にリフォームするメリットとデメリット

オール電化のお風呂にリフォームするメリットとデメリット

最近ではオール電化へのリフォームを検討するご家庭が増えています。

しかし、オール電化にはさまざまなメリット・デメリットがあるため、リフォームを行う前に確認しておくことが大切です。

そこで本記事では、オール電化のお風呂にリフォームするメリット・デメリットを紹介します。

オール電化へのリフォームを検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

オール電化のお風呂にリフォームするメリット

オール電化とは、住宅で使う熱源をすべて電気でまかなうというものです。

お風呂をオール電化にする場合は、ガス給湯器からエコキュートに変更します。

まずは、オール電化のお風呂にリフォームするメリットを押さえておきましょう。

ここでは、主なメリットを2つ紹介します。

メリット①二酸化炭素を出さないため環境によい

このうち、お風呂で使うものがエコキュートです。

エコキュートとは、電気で湯を沸かさず、電気で取り入れた空気中の熱を使います。

この熱を水に伝える冷媒に、自然冷媒である二酸化炭素を使っているものがエコキュートです。

エコキュートは空気を汚さないことで環境によくフロンも出さないため、安全で安心、かつ、長期的に見てコスパの高い製品です。

メリット②災害時に電気が復旧するまでの時間が短い

オール電化にリフォームした場合、災害が発生した場合の電気の復旧までの時間が長いというメリットもあります。

災害が発生したとき、電気、ガス、水道というライフラインは一斉に止まってしまいます。

このなかで、復旧するまでに要する時間が一番短いものが電気です。

実際の例で紹介すると、東日本大震災で90%の復旧率になるまで電気が4日であったことに対して、ガスは約30日もかかりました。

オール電化にしておけば照明はもちろんのこと、水さえ確保できれば炊事も洗濯もお風呂も問題ないといえます。

このようにオール電化は災害に強く、電気でお湯をつくるエコキュートであれば貯湯式のため、停電時でもお湯が使えます。

オール電化のお風呂にするデメリット

さまざまなメリットがあるオール電化ですが、一方でデメリットもあります。

ここでは、主なデメリットを2つ紹介します。

デメリット①導入する場合に初期費用がかかる

お風呂をオール電化にリフォームする場合の最大のデメリットは、初期費用がかかるということです。

ガス給湯器をエコキュートに変更する場合は、エコキュートを設置する際に発生する設備費や、取りつけなどの工事費が高額になる可能性は避けられません。

また、それまで使用していたガスコンロをIHクッキングヒーターに、ガス温水機を電気温水器やエコキュートに変える必要があります。

IHクッキングヒーターとエコキュートの場合だと、設備費と工事費を合わせて最低でも約60万円となります。

これにお風呂のリフォームが加わると、100万円以上になることもあります。

しかし、オール電化に変えることで得られるメリットもたくさんあります。

火災に対する安全性が増し、今後の光熱費が安くなるということを考えれば、オール電化に変えることは長い目で見ると割安であるといえるのではないでしょうか。

デメリット②壊れた場合に修理費や買い替えの費用がかかる

オール電化にした場合、給湯器はエコキュートになりますが、修理費用や新品に交換する費用はどれぐらいかかるのでしょうか。

修理をするとなった場合、不具合のあった箇所別に概算価格を以下にまとめました。

エコキュートを修理する場合にかかる費用

  • 配管の交換:1万円程度
  • 貯湯タンクユニット:30万円程度
  • ヒートポンプ:15万円程度

上記はあくまで目安の金額のため、場合によっては上記の費用から前後します。

なお、保証期間内であれば費用は無料ですが、保証期間外の場合は高額な修理費用が必要になるため、注意しましょう。

エコキュートの寿命は10~15年のため、もし故障した時に保証期間を越えていた場合は、新品に取り換えたほうが安くなることもあります。

リフォームでオール電化に踏み切る場合は、エコキュートの修理や交換にかなりの費用がかかることを押さえておきましょう。

あらかじめ修理費用や交換費用を、専門業者に聞いておくと安心です。

お風呂をオール電化にリフォームするメリットは環境によく、災害時の電気の復旧が早いこと

いかがでしたでしょうか?

オール電化にリフォームすると、ガス給湯器からエコキュートに変えるため、環境によく災害が起こった場合でも電気の復旧が早いことが挙げられます。

一方で、初期費用に多額の費用が必要であり、エコキュートが壊れた場合の費用が必要であるため、注意しなければなりません。

ただし、保証期間内である場合には、壊れた場合の費用は無料になります。

保証期間外であった場合には、新品に取り替えたほうが安くなる可能性があるため、業者に確認することをおすすめします。

ライフアドバンスジャパンでは、オール電化のリフォーム工事も承っています。

お悩みの方は、お気軽にご相談ください。


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