【種類別】戸建てのお風呂リフォームに必要な費用とは?
2022.10.24
戸建て住宅に住んでいる方のなかには、お風呂リフォームを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
リフォームを行う前に、どのくらいの費用が必要なのかは知っておきたいですよね。
そこで本記事では、戸建て住宅のお風呂リフォームにかかる費用の相場を紹介します。これからお風呂リフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
在来浴室とユニットバスの違い
戸建て住宅のお風呂には、「在来浴室」「ユニットバス」の主に2種類のタイプが存在していることをご存じでしょうか?
このタイプによって、特徴やメリット・デメリットが異なるため、リフォームを行う前に確認しておくことが大切です。
まずは、現在戸建て住宅で使用している浴室のタイプがどちらなのかを知るためにも、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
ここからは在来浴室とユニットバスの違いや、メリット・デメリットを紹介します。
在来浴室とユニットバスの違い
在来浴室とは、在来工法と呼ばれる古くからの工法で作られたお風呂のことです。
主な特徴としては、浴室の広さや素材などを自由に選べるため、自分だけのオーダーメイドの浴室を作れることが挙げられます。
一方でユニットバスは、すでにでき上がっている状態の商品を組み立てるため、サイズや素材などはすべて決まっていることが特徴です。
パーツを一から作るわけではないため、在来浴室よりも効率的に作ることができます。
一般的には、浴室の壁や床などがタイル張りになっている場合は、在来浴室であることがほとんどです。
しかし、まれに、仕様はユニットバスであったということもあるため、事前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。
近年の傾向では、在来浴室をユニットバスにリフォームするというご家庭も増えていることから、ユニットバスが主流になっていることがわかります。
>>> 関連記事:ユニットバスはバスとトイレが一緒の浴室とは異なる?
在来浴室のメリット・デメリット
在来浴室の主なメリットは、素材や大きさといったパーツを自分好みのオーダーメイドにできるという点です。
浴槽の素材をヒノキや大理石にしたり、浴室の窓の大きさを自由に変えたりといったことが可能なので、比較的自由度が高いといえるでしょう。
たとえば、高齢の方がいらっしゃるご家庭の場合は、手すりを追加して段差を減らすといったことも可能です。
もともとの浴室の大きさにかかわらず、こだわった空間に作り上げられることは在来浴室の大きなメリットです。
一方で、ユニットバスと比べて耐久性や保温性が劣っているために、工事の段階で防水性や保温性を補う必要があることは押さえておきましょう。
そのため、工事費用が高くなりやすく人件費がかかってしまうことがデメリットとして挙げられます。
ユニットバスのメリット・デメリット
ユニットバスの主なメリットは、すでにできている商品を組み合わせられるために、在来浴室に比べて、短い期間で工事を終えられるという点です。
一から作る必要がないので、人件費を抑えられることや商品によって品質に差がないこととも、メリットの1つです。
なお、近年の戸建て住宅のほとんどにユニットバスが採用されているため、機能性が高くデザインのバリエーションも豊富になってきています。
しかし、すでにできている商品を選ぶために、浴室が変形であったとしてもスペースに合う商品を探さなければなりません。
浴室の形状や高さが特殊である場合は、そのサイズに合った商品を選ぶ必要があるため、追加の費用がかかるというデメリットがあることはあらかじめ確認しておきましょう。
在来浴室をリフォームする場合の工事費用の相場
戸建てのお風呂が在来浴室である場合、考えられるリフォームの種類は5つあります。
ただし、在来浴室の劣化度合いや、リフォームの内容によって行える工事は異なるため、どのような工事が行えるのかは、専門業者へ相談しておくことをおすすめします。
実際に行うリフォームの種類によって、費用も大きく異なるため、それぞれの費用を押さえておくことが大切です。
ここからは、リフォームの種類別に、それぞれの費用と特徴を紹介します。
ユニットバスへのリフォーム
戸建て住宅の在来浴室からユニットバスへとリフォームする場合は、65万~150万円ほどの費用がかかります。
ユニットバスに変えることで、浴室の空間すべてを一新できるというメリットがあります。
また、断熱性に優れている商品も多いことから、冬場の寒さにも耐えられる構造が特徴的です。
>>> 関連記事:お風呂リフォームを在来工法で行うメリットや注意点を紹介
在来浴室へのリフォーム
戸建て住宅の在来浴室から在来浴室へとリフォームする場合には、50万~200万円ほどの費用が掛かります。
もともとの浴室の広さに合わせて、自由にパーツを組み合わせられるため、自分好みに設計できるというメリットがあります。
ただ、ユニットバスと比べて、断熱性や防水性などの機能性が劣ってしまうことは押さえておきましょう。
ハーフユニットバスへのリフォーム
戸建て住宅の在来浴室からハーフユニットバスへとリフォームする場合は、55万~200万円ほどの費用が必要です。
ハーフユニットバスとは、浴槽や洗い場、そして壁の下半分がユニットバスのように1つの商品となっているものです。
そのため、壁の上半分や天井は、在来工法によって造り上げる必要があります。
在来工法で造り上げる壁の上半分や天井は、こだわればこだわるほど費用が高くなることは押さえておきましょう。
ユニットバス風へのリフォーム
戸建て住宅の在来浴室からユニットバス風へのリフォームは、10万~100万円ほどの費用が必要です。
ユニットバス風とは、浴室の広さをそのままに、在来工法としてパネルを貼ってユニットバスのように仕上げる方法のことです。
浴室の解体工事を行う必要がないことで、工事の期間を短く費用も抑えられます。
エコバスリフォーム
戸建て住宅で、在来浴室からエコバスリフォームを行う場合は、3万~40万円ほどの費用が必要です。
エコバスリフォームとは、既存の浴室で傷んでしまっている箇所を補修したうえで、新品のように仕上げる方法のことです。
エコバスリフォームは、これまで使っていた浴室をそのまま活用できるので、より短い工事期間で費用を抑えたいという場合におすすめです。
なお、補修する箇所が多くなると費用も高くなることや、エコバスリフォームに対応している業者が少ないことは押さえておきましょう。
▼こちらの記事ではお風呂のリフォームを格安でおこなう方法について解説した記事になります。
ユニットバスからユニットバスへのリフォーム工事費用の相場
続いて、ユニットバスから、新たに別のユニットバスへとリフォームする際の工事費用の相場を紹介します。
ユニットバスのグレードやサイズにもよりますが、一般的には50万~120万円ほどの費用が相場です。
在来浴室からユニットバスにリフォームする場合は、浴室の広さが異なることからまず解体工事から行わなければなりません。
しかし、ユニットバスから新たなユニットバスへとリフォームを行う際は、浴室の解体工事が必要ないため、ある程度費用が抑えられるといえます。
ユニットバス本体のみを交換する場合の費用を、以下で詳しく紹介します。
ユニットバス交換の基本費用
ユニットバス本体のみを交換する場合の費用は、ユニットバスのグレードやサイズによって大きく異なります。
ここでは、「ロー」「ミドル」「ハイ」の3つのグレードを例に、それぞれに必要な費用を以下におまとめしました。
▼ユニットバス本体を交換する場合の費用
ロー | ミドル | ハイ | |
0.75坪タイプ | 56~72万円 | 65~83万円 | 89~107万円 |
1.0坪タイプ | 61~76万円 | 70~87万円 | 94~112万円 |
上記のとおり、ローグレードの費用が一番安く、ハイグレードが高くなっていることがわかります。
ユニットバスを交換する場合は、どのくらいの費用が相場なのかを押さえて、予算を超えないように注意しましょう。
オプション費用
ユニットバスのリフォームを行う際には、オプションをつける方もいらっしゃるかもしれません。
オプションにもさまざまな種類があり、追加するためには当然費用が必要です。
主なオプションと、必要な費用を以下におまとめしました。
主なオプションの種類と費用
追い炊き機能 | 3万~4万円 |
浴室換気・暖房・乾燥機能 | 7万~9万円 |
手すり | 1万円(1本あたり) |
浴室スピーカー | 5万~6万円 |
浴室テレビ | 12万~14万円 |
ジェットバス | 12万~14万円 |
給湯器交換 | 15万~20万円 |
特に、追い炊き機能や浴室換気・暖房・乾燥機能は、便利な機能であることからオプションとして追加される方が多いようです。
これらのオプションを追加する場合は、ユニットバスの費用とは別に10万円程度準備しておくと安心でしょう。
また、上記のオプション以外にも、浴室内の床や壁などのカスタマイズもできるので、リフォームにこだわりたい方は追加できるオプションを直接業者に確認してみてください。
在来浴室から在来浴室へのリフォーム工事費用の相場
在来浴室のお風呂リフォームを検討した場合、浴室の広さや高さなどからユニットバスへのリフォームが行えないこともあります。
在来浴室のリフォームでは、浴室の壁や浴槽といった細かなパーツを自分で選ばなければなりません。
お風呂に必要なパーツをすべて一から選ぶ必要があるため、その分費用も高くなることは想定しておきましょう。
在来浴室から在来浴室へとリフォームする際に、必要な部品と相場を詳しく紹介します。
在来工法へとリフォームする場合の相場
在来浴室から在来浴室に、お風呂リフォームを行う場合に必要なパーツの相場を紹介します。
在来浴室へのお風呂リフォームで主に必要なパーツの相場
浴槽 | 約20万~50万円 |
床材 | 約3万~8万円 |
壁材 | 約5万~10万円 |
水栓 | 約5万~10万円 |
シャワー | 約10万~20万円 |
鏡 | 約1万~8万円 |
ドア | 約7万~10万円 |
照明 | 約5万~8万円 |
ただし、上記はあくまで相場となるため、メーカーや種類によっては相場よりも高くなる可能性はあります。
また、リフォーム内容によっては、手すりや洗い場のカウンターといったパーツが必要です。
リフォームを行ううえで、どのパーツが必要になるのかは、あらかじめ確認しておけるとよいでしょう。
浴室の増築・拡張リフォームを行う場合に必要な工事期間の目安
お風呂リフォームを、増築や拡張で行う場合の工事期間の目安は1週間~1か月間ほどです。
浴室の増築・拡張とはいっても、工事内容はご家庭によって異なるため、必要な費用の相場は75万~250万円ほどと、金額にかなり幅があるといえます。
工事内容が難しい場合や大規模になる場合には、相場よりも費用が高くなる可能性があることは押さえておきましょう。
大まかな工事内容としては、もともと使用していたお風呂の壁や床といった解体工事を行い、撤去作業を完了させることから始めます。
撤去作業が終われば、電気工事や給排水工事などを行ってから浴室の組み立てを始めます。
その後、細かなパーツを取りつければ工事はすべて完了です。
なお、浴室が2階にある場合には、配管工事が複雑になるため、より費用が高くなることは想定しておくことをおすすめします。
>>> 関連記事:浴室リフォームにかかる工事の期間の目安を紹介
ユニットバス交換の費用を抑える3つのコツ
お風呂リフォームでユニットバス交換を検討している場合、できるだけ費用を抑えたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
最後に、ユニットバス交換の費用を抑える3つのコツを紹介します。
コツ①見積もりは複数の業者へ依頼する
リフォーム業者を選ぶ際は、見積もりを複数の業者へ依頼することが大切です。
理由としては、業者によって取り扱っているメーカーが異なることで、場合によっては割引してもらえる可能性があるためです。
見積もりを比較したい場合は、3~5社程度の業者へ連絡をとり、どの業者の見積もりが安いのかを確認してみてください。
その際、相場よりも安すぎる見積もりを提示してくる業者は、工事を進める段階で追加費用を請求してくる可能性があるので要注意です。
しかし、見積もりが安い業者のなかには、よい業者が含まれている可能性もあります。
そのため、相場よりも見積もりが安いと感じた場合は、担当者に直接理由を聞いてみることがおすすめです。
コツ②グレードの低いユニットバスを選ぶ
お風呂リフォームの費用を抑えるコツとして、グレードの低いユニットバスを選ぶことが挙げられます。
ユニットバスは、グレードが高くなればなるほど、比例して費用も高くなります。
グレードの高いユニットバスは、機能性やデザイン性といった部分で魅力に感じるかもしれませんが、まずは予算内のグレードのユニットバスを探してみましょう。
例として、LIXILのユニットバスをグレードの高い順番にどのくらいの費用の差があるのかを紹介します。
LIXILのユニットバスの費用
- スパージュ:119万6,000円
- リデア:82万円
- リノビオV:85万9,000円
上記のように、グレードの高いユニットバスを選ぶと、100万円を超えることがわかります。
お風呂リフォームの費用をできるだけ抑えたいとお考えの方は、グレードを下げてユニットバスを選ぶことをおすすめします。
コツ③補助金制度を利用する
リフォームの内容によっては、国や自治体が行っている補助金制度を利用できることがあります。
たとえば、お風呂リフォームを行ううえで、バリアフリーを取り入れる際には、補助金の支給対象となります。
バリアフリーリフォームの主な工事内容を以下にまとめました。
お風呂をバリアフリーリフォームする際の工事内容
- 通路や広さの拡張
- 段差の解消
- 浴室の改良
- 出入り口の扉の改良
- 浴室の床を滑りづらい素材に変更
バリアフリーリフォームを行う際には、上記のような工事内容が必要です。
補助金制度を利用するためには、国や自治体によって適用条件が設定されています。
補助金制度の利用をお考えの方は、どのような適用条件があるのかを確認することをおすすめします。
▼こちらの記事では、お風呂のリフォームにおける工事期間について詳しく解説した記事なります。
戸建てのお風呂をリフォームする際の費用は浴室のタイプによって異なる
いかがでしたでしょうか?
浴室には「在来浴室」「ユニットバス」の2つのタイプがあります。
在来浴室とは、在来工法と呼ばれる古くからの工法で作られたお風呂のことで、ユニットバスとはすでにでき上がっている状態の商品を組み立てるお風呂のことです。
在来浴室からユニットバスへとリフォームする場合の費用は50万~120万円ほどで、在来浴室を在来浴室にリフォームする場合の費用は50万~200万円ほどが相場です。
ライフアドバンスジャパンでは、横浜・川崎エリアを中心にユニットバスへのリフォームを行っています。
お見積りや現地調査は無料で行っており、アフターケアも充実しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
「横浜・川崎エリアのライフアドバンスジャパン浴室リフォーム」を詳しく見る
社内スタッフから有志で結成された公式Webサイトの運営チームが編集を行っています。住宅設備に関する、新鮮で役に立つ情報をお伝えしていきます。
おすすめのユニットバスピックアップ
-
60%
OFFサザナ (Sタイプ) 1317
- 0.75坪
- ミディアム系
本体特価 [60%OFF] 474,320円
(税込)標準工事費 220,000円
(税込)~概算価格
694,320円(税込)~
詳しくはこちら
-
60%
OFFサザナ (Nタイプ) 1616
- 1坪
- ミディアム系
本体特価 [60%OFF] 388,080円
(税込)標準工事費 253,000円
(税込)~概算価格
641,080円(税込)~
詳しくはこちら
-
60%
OFFWYシリーズ (Nタイプ) 1316A
- 1316A
- ダーク系
本体特価 [60%OFF] 448,360円
(税込)標準工事費 209,000円
(税込)~概算価格
657,360円(税込)~
詳しくはこちら
-
60%
OFFWYシリーズ (Nタイプ) 1216A
- 1216A
- ホワイト系
本体特価 [60%OFF] 421,520円
(税込)標準工事費 209,000円
(税込)~概算価格
630,520円(税込)~
詳しくはこちら
-
60%
OFFサザナ (Sタイプ) 1116
- 0.75坪
- ライト系
本体特価 [60%OFF] 441,760円
(税込)標準工事費 220,000円
(税込)~概算価格
661,760円(税込)~
詳しくはこちら
-
60%
OFFサザナ (Nタイプ) 1216
- 0.75坪
- ホワイト系
本体特価 [60%OFF] 349,360円
(税込)標準工事費 220,000円
(税込)~概算価格
569,360円(税込)~
詳しくはこちら