ユニットバスのコーディングとは?主な特徴とともに紹介
2022.12.16
毎日使うユニットバスは、できるだけきれいな状態を保ちたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ユニットバスは、使用年数が長くなると経年劣化による症状が現れます。
そこで本記事では、コーディングとはなにかを、詳しく紹介します。
普段使用しているユニットバスを長持ちさせるためにコーディングをお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
ユニットバスのコーディングとは
ユニットバスの床や壁、浴槽は、使用し始めてから月日が経つと、少しずつ汚れや黄ばみ、ひび割れやさびなどの、経年劣化による症状が現れます。
そのため、長く使用しつづけているご家庭の場合は、このような症状を改善させるために浴室のリフォームを検討される傾向にあります。
コーディングとは、大規模な工事を行わずに、新品の浴室によみがえらせられる簡単なリフォームのことです。
主に「浴室の再生」「浴室の保護」の2つの目的に分けることができ、目的に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
以下で、目的別の主な特徴を紹介します。
浴室の再生
浴室の再生は、もともとのユニットバスで、傷んでいる箇所を補修してから塗装を行います。
そのため、経年劣化が進んでいても、新品のようにきれいな状態に戻すことが可能です。
また、床や壁の色を自分好みに替えることもできるので、浴室全体のイメージを変えたい方にもおすすめです。
なお、浴槽に使われている素材によって、補修技術を合わせたり適切な塗料を選んだりする必要があるため、不用意にご自身で対応しないように注意しましょう。
ユニットバスの浴槽は、一般的に20~30年が経過すれば経年劣化の症状が現れるとされています。
浴槽の素材にかかわらず、ひび割れや変色などの経年劣化の症状が確認できた場合は、コーディングを検討してみてください。
浴室の保護
浴室の保護は、透明な塗料を使って、浴室や浴槽などに塗布して、かびや汚れを防ぐことが目的です。
定期的に掃除する必要はあるものの、汚れがつきにくくなる効果が期待できます。
浴室の保護の目的で使用するコーディング剤には、以下の3種類があります。
浴室の保護で使用するコーディング剤
- ガラス系
- フッ素樹脂系
- 樹脂系
ガラス系は、かびが付着しづらくなるものの、残った水滴によって水垢が発生しやすいことが特徴です。
フッ素樹脂系は、浴室のコーディングに使用されることの多い塗料であり、3か月~1年程度は効果が持続するとされています。
フライパンなどに使用されるスタンダードな塗料であり、取り扱っている業者も多いとされています。
また樹脂系は、フッ素樹脂系と比べて硬い樹脂が使用されているので、比較的効果が長いです。
一方で、樹脂が硬いことで、コーディングを行う業者のスキルも問われるため、必ずしも仕上がりがよいとは限りません。
ユニットバスのコーディングに必要な費用
コーディングにかかる費用は、コーディング剤の種類や作業内容によって異なります。
ここでは、浴室の再生と保護の2つの目的に分けて、それぞれの費用の相場を紹介します。
コーディングにかかる費用の相場
浴室の再生 | 浴室の保護 | |
ユニットバス全体 | 10万~20万円 | 3万~6万円 |
浴槽のみ | 10万円程度 | 2万~6万円 |
このように、浴室の保護を目的としている場合は、費用をかなり抑えられることがわかります。
なお、ユニットバスそのものを交換するリフォームの場合は、50万~100万円ほどの費用が必要ですが、コーディングであれば、コストを抑えられるといえるでしょう。
ユニットバスにコーディングを行うメリット・デメリット
ユニットバスにコーディングを行うことには、さまざまなメリットやデメリットがあります。
コーディングを行ったあとに後悔しないように、メリットだけではなくデメリットも押さえておきましょう。
メリット
ユニットバスにコーディングを行う主なメリットとして、浴槽そのものを交換するよりも費用を抑えて、きれいに仕上がることが挙げられます。
浴槽が劣化すると、新品のものに入れ替えようと検討される方も多いでしょう。
しかし、その場合は、床のタイルや排水管を解体・撤去するなど、余分な費用が増えてしまうことは少なくありません。
また、コーディングすることで、浴槽のかびや汚れを防止することにもつながります。
費用を抑えて、きれいな浴槽に仕上げたいとお考えの方は、ぜひ検討してみてください。
デメリット
ユニットバスにコーディングを行うデメリットとしては、浴槽の状態がひどい場合には施工が行えないことが挙げられます。
浴槽の傷みが激しい場合や亀裂が入っている場合には、コーディングができないこともあるのであらかじめ注意しておきましょう。
もし、ユニットバスの状態がひどい場合には、「樹脂ライニング」という補修方法で補修すれば、コーディングすることができます。
ただし、その分費用が上乗せされることや、業者によって仕上がりに差があるため、補修しても亀裂や傷みが起こる可能性があることは押さえておきましょう。
また、コーディングを行うと見た目は新品になるものの、機能そのものは変わりません。
もし、浴槽のグレードアップやタイルの変更なども希望する場合は、コーディングではなくユニットバス全体の交換をおすすめします。
ユニットバスにコーディングする場合の流れ
コーディングは、浴槽に合ったコーディング剤を塗布するため、ご自身でDIYとして行うことも可能です。
ご自身で行う場合の手順は以下のとおりです。
コーディングの流れ
- 浴槽を水洗いする
- 専用のクリーナーを使って浴槽を磨く
- 布にコーディング剤を染み込ませる
- コーディング剤を塗布する
- 塗布したコーディング剤は3~6時間放置する
コーディング剤を選ぶときは、ご自宅の浴槽の素材を確認しておくことが重要です。
たとえば、浴槽の素材がFRPである場合には、専用の塗料が必要なので、一般的なホームセンタ-などでは手に入りづらいことがあります。
また、浴槽の素材に合っていないコーディング剤を塗布してしまうと、効果が期待できないため注意しましょう。
>>> 関連記事:浴室リフォームをDIYで行うメリットやデメリットを紹介
不安な場合はプロの業者へ依頼
コーディング剤の塗布はご自身で行うことができると前述しましたが、プロの業者に任せたほうがきれいに仕上がることが期待できます。
初めてコーディングを行う場合、浴槽に合った塗料の種類がわからない方も多いでしょう。
そのため、コーディングの効果が持続するようにしたいとお考えの方は、プロの業者に依頼することがおすすめです。
ユニットバスのコーディングとは浴槽の再生や保護を目的に行う簡単なリフォームのこと
いかがでしたでしょうか?
ユニットバスのコーディングとは、経年劣化による汚れやひび割れなどを、新品の浴室によみがえらせられる簡単なリフォームのことです。
コーディングを行うことで、浴槽が新品のようになることはもちろん、浴槽を交換するよりも費用を抑えられることが主なメリットです。
一方で、汚れや傷がひどい場合にはコーディングを行えないことや、ユニットバスとしての機能は変わらないことがデメリットとして挙げられます。
ライフアドバンスジャパンは「横浜・東京エリアでユニットバスリフォーム」をおこなっております。お気軽にご相談くださいませ。
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