キッチンリフォームの間取りや形状を特徴とともに解説
2022.07.08
キッチンリフォームをしたいけれど、どのような間取りや形状がよいか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
キッチンの間取りや形状の種類は複数ありますが、使いやすさや部屋の印象に関わるため種類を比較して決めたいですよね。
そこで本記事では、キッチンの間取りや形状の種類を紹介します。
キッチンリフォームを行う際に気をつけたいポイントなどもあわせて紹介しています。
ぜひ最後までご覧ください。
キッチンの間取りの種類
一般的に、キッチンの間取りは3種類あります。
以下に、特徴を交えて紹介します。
オープンキッチン
オープンキッチンとは、キッチンとダイニング・リビングのあいだに壁や仕切りなどがなく、部屋と一体化している間取りのことです。
ダイニングやリビングにいる家族などとコミュニケーションが取りやすく、開放感があることが特徴です。
しかし、デメリットとしては調理中のニオイや煙が、ダイニングやリビングに広がってしまう点が挙げられます。
そのため、排気のためのレンジフードや換気扇の設置を検討するとよいでしょう。
クローズドキッチン
3方面を壁や仕切りなどで完全に仕切られたキッチンを、クローズドキッチンと呼びます。
キッチンがダイニングやリビングとわかれているため、調理中のニオイや煙が広がらない点が特徴です。
ただし、ダイニングやリビングにいる家族とコミュニケーションが取りづらい点や、配膳に手間がかかる点がデメリットでしょう。
セミオープンキッチン
オープンキッチンの特徴とクローズドキッチンの特徴をあわせ持つ間取りがセミオープンキッチンです。
開口部のある壁や吊戸棚が、キッチンとダイニング・リビングのあいだに設置されているため、オープンキッチンよりも少し仕切られた形になっています。
ダイニングやリビングを見ながら調理ができ、また調理中のニオイや煙が部屋にあまり広がらないという2つのメリットがあります。
キッチンの形状
続いて、一般的に使用されているキッチンの形状を紹介します。
キッチンの形状はシンク・コンロ・調理スペースがどのように並んでいるかによって種類が異なります。
一般的なキッチンの形状
- Ⅰ型:シンク・コンロ・調理スペースが1列に並んだ形
- Ⅱ型:I型が2列に並んでいる形
- L型:シンク・コンロ・調理スペースがLの字に並んだ形
- U型:シンク・コンロ・調理スペースがUの字に並んだ形
- アイランド型:シンク・コンロ・調理スペースが完全に周囲から独立している島のような形
- ペニンシュラ型:キッチンの側面のどちらかが壁に面している半島のような形
また、キッチンの間取りと形状の関係は以下のようになっています。
キッチンの間取りと設置可能なキッチンの形状
間取り | 設置可能なキッチンの形状 |
オープンキッチン | I型・L型・アイランド型・ペニンシュラ型 |
クローズドキッチン | I型・Ⅱ型・L型・U型 |
セミオープンキッチン | I型・L型・ペニンシュラ型 |
キッチンの間取りを決める際のポイント
ここからは、キッチンの間取りを決める際に気をつけたいポイントを紹介します。
キッチンリフォームを行う際にはぜひ参考にしてみてください。
ポイント①ワークトライアングルを意識する
キッチンのコンロ・シンク・冷蔵庫を繋いだときにできる三角形を、ワークトライアングルと呼びます。
このワークトライアングルが正三角形に近いほど、作業がしやすいです。
なお、ワークトライアングルの3つの辺の合計が360~610㎝になるように設置すると、より作業効率がよくなります。
ポイント②キッチンの高さを意識する
キッチンリフォームを行う際には、キッチンの高さを意識することも大切です。
使いやすいキッチンの高さは、身長(cm)÷2+5cmという式で求められます。
また、キッチンの高さは日本工業規格(JIS)により、80~95cmまで5cmごとに決まっています。
キッチンをよく使う人の身長に合わせて、キッチンを選ぶとよいでしょう。
ポイント③調理スペースを確保する
シンクやコンロに意識が向くと、忘れがちなポイントが調理スペースの広さです。
調理スペースは、幅が90㎝あると調理がしやすいとされています。
また、シンクで食材を洗いコンロで調理するという動作には、食材を切ったり加工したりする工程があるため、シンク・調理スペース・コンロの順で動線を考えるとよいでしょう。
キッチンリフォームの際は間取りや形状を使う人に合わせて考えることが大切
いかがでしたでしょうか。
キッチンには、一般的にオープンキッチン・クローズドキッチン・セミオープンキッチンの3種類の間取りがあり、そのなかにさらに6種類の形状があります。
間取りによって選べる形状も異なるため、キッチンリフォームを行う際は部屋全体の印象やキッチンの使いやすさを考えることが大切です。
また、ワークトライアングルやキッチンの高さ、調理スペースの確保などを意識するとよりよいキッチンリフォームができるでしょう。
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