重曹を使ったガスオーブンの具体的な掃除方法を紹介
2022.04.27
料理や菓子作りなどで活躍するガスオーブンは、さまざまな調理に使われるため汚れがたまりやすい調理器具でもあります。
とくに焦げ付きや油汚れなどの、頑固な汚れやニオイがついてしまうと掃除も一苦労ですよね。
そんな焦げ付きや汚れも、重曹を使うことで効率よく掃除できます。
そこで本記事では、重曹を使ったガスオーブンの掃除方法を紹介します。
ガスオーブンの汚れがなかなか落ちないとお悩みの方は、ぜひご覧ください。
重曹を活用したガスオーブンの掃除方法
ガスオーブンについてしまう焦げや油汚れは、主に酸性の汚れになります。
酸性の汚れを落とすためには、アルカリ性の重曹を使った掃除がおすすめです。
以下に具体的な掃除方法を2つまとめました。
方法①重曹ペーストで掃除する方法
重曹ペーストとは、重曹を水で溶かしてペースト状にした洗剤です。
重曹大さじ2杯を大さじ1杯の水で溶かし、ペースト状になったものを汚れに塗って布で軽くこするだけで、簡単に汚れが落ちます。
アルカリ性である重曹が酸性である汚れを中和するため、掃除用の洗剤として非常に高い効果を発揮します。
もし、それでも落ちない汚れの場合は、重曹のペーストを汚れに塗ったあとにラップを覆ってから数時間おいてみましょう。
時間を置くことで汚れの深部まで重曹が染み込むため、簡単に落ちやすくなります。
方法②重曹水を蒸発させて掃除する方法
重曹水をガスオーブンで温めて、オーブンの庫内全体に重曹をいきわたらせる方法もおすすめです。
重曹水の作り方は、水100mlに重曹小さじ1杯を溶かします。
重曹水を入れた耐熱容器をガスオーブンのなかに入れ、5分間温めたあとに重曹水が庫内に広がるまで10分ほど放置します。
10分後、ガスオーブンの扉を開けて庫内を布で拭き取りましょう。
重曹が庫内の汚れと中和して落ちやすくなっているため、簡単に汚れを拭き取れます。
ガスオーブンのニオイを取る方法
「ガスオーブンを重曹で掃除したのに、嫌なニオイが残っている」という場合は、魚のニオイや水あかが落ちきっていない可能性があります。
重曹はアルカリ性のため、同じアルカリ性である魚のニオイや水あかは重曹では落ちにくいです。
重曹で掃除してもニオイが取れない場合は、以下の2つの方法を試してみましょう
方法①レモンやミカンの皮を使用して掃除する方法
レモンやミカンの皮は酸性であるため、アルカリ性である魚のニオイや水あかを中和する効果があります。
掃除の方法としては、まずレモンやミカンの皮を耐熱容器に入れて、ガスオーブンで1分加熱しましょう。
レモンやミカンの皮から水蒸気が出たら、水蒸気がガスオーブンの庫内に広がるまで待ちます。
このとき、レモンやミカンの皮が焦げないように注意が必要です。
水蒸気が十分に庫内にいきわたったら、ガスオーブンを開けて内部を拭き取ります。
方法②コーヒーのカスや茶殻を使用して掃除する方法
コーヒーのカスや茶殻には脱臭効果があるといわれており、魚や水あかの嫌なニオイを消す効果が期待できます。
方法は上記と同じで、コーヒーのカスや茶殻を耐熱容器に入れて、ガスオーブンで1分加熱します。
水蒸気が十分に庫内にいきわたったら、ガスオーブンを開けて内部を拭き取って完了です。
ニオイだけが気になる場合はコーヒーのカスや茶殻を加熱し、拭き取りをせずに放置する方法もおすすめです。
日常的にできるガスオーブンのお手入れ方法
ガスオーブンの使用後に、すぐにお手入れをすることで大きな汚れ・焦げ・嫌なニオイを防ぐことができます。
ここからは、日常的にできるガスオーブンのお手入れのポイントを2つ紹介します。
ポイント①庫内が温かいうちに拭き取り掃除を行う
ガスオーブンの使用後に拭き取り掃除をするときのポイントは、庫内が温かい状態で行うことです。
掃除をする際は、まず熱めのお湯に浸して絞った布を用意します。
ガスオーブンの使用後に、庫内の温度が掃除できる程度に下がるのを待ち、絞った布で庫内を拭き取りましょう。
天板や扉も、使用後にすぐ掃除をすれば嫌なニオイがつきません。
ポイント②クエン酸と重曹を使うニオイ予防
ガスオーブンの使用後に残るニオイが気になる場合は、換気だけではなくクエン酸と重曹を使って掃除することで消臭効果が見込めます。
以下に詳しい方法を紹介します。
用意するもの
- 重曹
- 酢またはクエン酸
- 水
- スプレーボトル 2本
- スポンジ
- 布
まず、重曹小さじ2杯を水200mlに溶かして重曹水を作ります。
スプレーボトルの1本に作った重曹水を入れ、汚れのある部分に吹きかけます。
その後、重曹水を吹きかけた部分をスポンジで軽くこするように汚れを落としましょう。
次に、酢またはクエン酸を水で2~3倍に薄めます。
もう1本のスプレーボトルに薄めた酢またはクエン酸を入れ、汚れをこすった部分に吹きかけます。
最後に布で汚れと水気をふき取って完了です。
週に1度この拭き取り掃除を行うだけで、ニオイの予防や汚れを溜めない効果が期待できます。
ガスオーブンの汚れは重曹を使ってこまめに掃除することが重要
今回は家庭でもできるガスオーブンの掃除方法として、重曹を使った掃除方法や、レモンの皮を使用したニオイの取り方を紹介しました。
焦げ付きや油汚れにはアルカリ性の重曹を、魚のニオイや水あかには酸性のクエン酸をそれぞれ使い分けることが大切です。
また、使用後はすぐに拭き取り掃除をすることで嫌なニオイが残ることを防げます。
ガスオーブンは日常的なお手入れで、汚れやニオイがつくことを防げるため、ぜひ試してみてください。
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