移動を伴うキッチンリフォームのパターンと実施時の注意点

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移動を伴うキッチンリフォームのパターンと実施時の注意点

今使っているキッチンに飽きたために、レイアウトの変更やキッチン本体の交換を検討している方は多いのではないでしょうか。

本記事では、移動を伴うキッチンリフォームのパターンと実施時の注意点を紹介します。
キッチンリフォームに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

移動を伴うキッチンリフォームの4つのパターン

ひとくちにキッチンを移動するリフォームとはいっても、どこに移動するか、どんなタイプのキッチンにするかなどさまざまな選択肢が考えられます。

ここからは、移動を伴うキッチンリフォームのパターンを4つ紹介します。

パターン①既存のキッチンの位置を変える

既存のキッチンの位置を変えるリフォームは、工事費を抑えられ、かつ比較的簡単に実施できます。
キッチン周りの動線を少し変えたいという際には、向きを変えるだけでも使いやすくなるでしょう。
また、向きが変わることで家族とのコミュニケーションも取りやすくなるといったメリットも考えられます。

ただし、キッチン本体が古いときは新品への交換を伴ったリフォームを実施するとよいでしょう。
予算に余裕がないときは古いものを使いつづけてもよいのですが、キッチンの寿命は10~15年なので、10年以上使っているとあとから交換の必要性が出てきます。

パターン②壁付き型から対面型に変更する

キッチンを移動するリフォームのなかでも多い工事が、壁付き型から対面型に変更するリフォームです。

壁付き型キッチンは比較的古めな住宅で採用されているタイプです。
このタイプだと、リビングにいる家族に背を向けるかたちで調理することになります。
しかし、小さな子どもがいる家庭では、調理中に子どもの様子を見られないので、調理中でも子どもの様子を見ておきたい親にとっては不向きだといえるでしょう。

このようなときに、対面型であれば調理中でも子どもの様子を見られたり、コミュニケーションを取ったりすることができます。
近年では、新築住宅の多くが対面型を取り入れており、また古いキッチンを新品に交換するタイミングで対面型にリフォームするケースが増えてきています。

パターン③壁付き型・対面型からアイランド型に変更する

アイランド型に変更するケースも、移動を伴うキッチンリフォームではよく見られます。
リビングをスタイリッシュに仕立てることができ、料理好きな人にとって憧れのタイプとして人気です。

アイランド型はリビングの中心にレイアウトされるので、動線の自由度が高くなるというメリットが挙げられます。
一方で、比較的まとまったスペースがとられるので、リビングが狭くなってしまうということがデメリットです。

また、対面型キッチンをアイランド型に変更する場合は壁を取り除く必要があるため、空間全体の補強が必要となり工事費が高くなります。
工事費はやや高いとはいえども、リビングをおしゃれな空間に仕立てあげたいという方にはおすすめのリフォームです。

パターン④キッチンを違う階に移動させる

生活環境の変化やプライバシー保護の観点から、キッチンの場所を1階から2階に移動させるというリフォームも多いです。

基本的に、階の移動を伴うリフォームは給排水管や排気ダクトなどを新設する必要があるため費用は高くなりやすいです。
ただし、1階の水回り設備のちょうど上になる位置に、新しいキッチンを配置すれば配管の移動が少なくなる分、工事費を少し抑えることができます。

とはいえども、ほかのキッチンリフォームよりかは幾分費用が高くなる傾向があるので、実施する場合は十分な予算を確保するようにしましょう。

キッチンリフォームの期間

キッチンリフォームの期間はその内容によって大きく異なります。
たとえば、キッチンの交換のみの場合最短2日、最長でも10日ほどで終わります。
一方で、移動を伴うリフォームの場合は最短でも10日、最長1か月に及ぶでしょう。

移動を伴うリフォームでは時間がかかる理由は、キッチンの交換をする工事に加えて、その他多くの工事が必要なためです。
具体的には、既存の設置場所と新設置場所のそれぞれに対する下地の補修や内装工事、壁の撤去・新設、電気排水工事などの工事が挙げられます。

また、リフォームの期間中はキッチンを使用することができないことには注意しておきましょう。
キッチンの移動を伴うリフォームをする場合は、1か月近くキッチンが使えないことを想定して食事の対策を考えておく必要があります。

移動を伴うキッチンリフォームはマンションでも可能か

マンションでキッチンのリフォームをしたいと考えている方の多くは、キッチンの広さや収納の数が物足りないという悩みを抱えている傾向にあります。
ただし、移動を伴うリフォームでは住宅の内部構造に手を加える工事が必要なため、共同住宅であるマンションでも実施可能かどうか気になる方も多いでしょう。

結論から申し上げますと、マンションの構造によってリフォームの実施可否は変わってきます。
たとえば、マンションの排水と排気のルートなど構造上の都合で、キッチンが移動できない場合があります。

マンションごとに個別の規約があるので、異動を伴うキッチンリフォームの可否は規約を確認するとよいでしょう。

キッチンリフォーム時の注意点

キッチンリフォームは工事の期間中でも家に住みながら実施できることが多いですが、近所への配慮には気をつけたいところです。
比較的小規模な工事ですが、騒音や頻繁な人と車の出入りが発生します。
そのため、近所トラブルになる可能性を低くするためにも、あらかじめ近所に工事をする旨の挨拶をしておくとよいでしょう。

移動を伴うキッチンリフォームは大きく4パターンある

いかがでしたでしょうか。

移動を伴うキッチンリフォームは大きく4パターンあります。
レイアウトを変更するため、既存のキッチンの位置だけを変更するリフォームの場合、費用は安く済みます。
一方で、既存のキッチンから対面型やアイランド型のキッチンに変更する場合は、本体の交換が必要なので費用が高くなりやすいです。
また、キッチンを設置する階を移動させるとなると、給排水管や排気ダクトなどを新設しなくてはならないためより高額な費用が必要となります。

ライフアドバンスジャパンは年間5,000件以上の住宅設備に関する施工実績を持つ企業です。
キッチン本体の交換を伴うリフォームを検討されている方は、ぜひご相談ください。


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