キッチンの床下収納を上手に有効活用する方法

キッチンにあるものの有効活用ができず、結局使わなくなってしまった床下収納。
いざ床下収納を使おうと思っても、何を収納したらよいのか分からずお困りの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、キッチンの床下収納のメリット・デメリットや上手に有効活用する方法を紹介します。
床下収納の使い方でお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

キッチンの床下収納のメリットとデメリット

キッチンの床下収納には、棚やラックのような収納スペースとは異なるメリットとデメリットがあります。
うまく使い分けることで有効活用ができるようになります。

メリット

床下収納は、本来デッドスペースである床下の空間を利用するため、キッチンを圧迫せずに使うことが可能です。
キッチンは広さが限られているため、作業できるスペースを減らさない点は床下収納のメリットといえます。

また、使用頻度が低いものや隠したいものを床下に収納することで、棚やラックなどの収納スペースを広く利用できる点も大きなメリットです。

ほかにも、床下収納のかごを取り外すと建物の基礎へつながっており、床下の点検口として利用できます。

デメリット

床下収納の大きなデメリットは、物のだし入れが大変であることです。
床下収納の特性上、利用時はしゃがむ動作が必要になります。
しゃがむ動作を繰り返すことで、腰に負担がかかり腰痛やぎっくり腰を引き起こしてしまうケースもあります。

また、キッチンマットを利用する方の場合、床下収納がマットの下敷きになることが多く、使うたびにマットをめくる必要がでてきてしまう点もデメリットといえるでしょう。

キッチンの床下収納に入れた方がよいものと悪いもの

キッチンの床下収納は室内の収納スペースとは異なる特徴を持ちます。
そのため、収納するものとしないものを明確に区別することが大切です。

収納するとよいもの

キッチンの床下収納は、使用頻度が低いものや長期保存できるもの、一度取りだしたら戻す必要がないものの収納に適しています。
また、取りだす際の負担が少ないため、軽量なものの収納もおすすめです。

具体的には、以下のようなものを収納するとよいでしょう。

床下収納に入れるとよいもの

• 防災用の非常食
• 缶詰や瓶詰などの保存食
• 年に数回しか使わない食器
• ティッシュペーパーや雑巾など軽量なもの

収納しないほうがよいもの

キッチンの床下収納は、使用頻度が高いものや賞味期限が短いもの、重量が重いものは入れないほうが良いです。
これらは、床下収納よりもだし入れが簡単にできる収納スペースに入れることをおすすめします。

具体的には、以下のようなものは収納しないようにしましょう。

床下収納に入れない方がよいもの

• 繰り返し使う食器
• 賞味期限が短い食品
• 鉄製のフライパンや寸胴などの重い調理器具

キッチンの床下収納を有効活用する方法

キッチンの床下収納は使い方次第で、上手に有効活用できます。
ここでは、上手な床下収納の使い方を紹介します。

方法①縦向きに収納する

キッチンの床下収納には、ものが縦向きになるように収納しましょう。
そうすることで、何が収納されているか一目で分かるようになり、管理のしやすさと取りだしやすさが格段にあがります。

反対に、ものを重ねて収納してしまうと下に入っているものを取りだす際は、上から順番にものをどかさなければいけません。
何が入っているのかも分かりにくくなってしまうため、キッチンの床下収納は縦向きに収納するようにしましょう。

方法②ふたがついているものはラベリングする

床下収納を見た際、何が入っているかが一目で把握できるように、ふたがついているものにはシールを張ってラベリングしましょう。
ラベリングすることで、取り間違いを防げるようになります。

また、床下収納の中を区切るためにふたつきの箱を使用する場合は、透明の箱を使うと中身が把握しやすいためおすすめです。

方法③取っ手がついたかごを使う

床下収納は、取っ手がついたかごを使って仕切ると中身が取りだしやすくなり、利便性が向上します。

ただし、かごの中にものを入れすぎると重くなり、取りだす際に腰を痛めてしまう危険性があるため、ティッシュやタオルのように軽量のものをまとめるとよいでしょう。
また、使うかごのサイズを小さくすることで、重くなりすぎないように調整できます。

キッチンの床下収納有効活用まとめ

今回はキッチンの床下収納を有効活用する方法を紹介しました。
棚やラックなどの収納スペースとは異なるメリットとデメリットがあるため、うまく使い分けることで有効活用ができます。

また、キッチンの床下収納は使用頻度が低いものや長期保存できるものの収納に適しています。
繰り返し使う食器や賞味期限の短い食品などは収納しないようにしましょう。

これまで使いにくいと感じていた床下収納も、使い方がわかればとても便利に使うことが可能です。
ぜひ本記事を参考にして、キッチンの床下収納を有効活用しましょう。