マンションでキッチンリフォームをするときの注意点を解説
2022.07.08
マンションにお住まいの方で、キッチンリフォームを実施したいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、マンションは戸建てとは異なり、キッチンリフォームを実施するにあたっては注意点がいくつか存在します。
そこでこの記事では、マンションでキッチンリフォームをするときの注意点を解説します。
キッチンリフォームを実施しようと検討しているマンションにお住まいの方は、ぜひ参考にしてみてください。
マンションにおけるキッチンリフォームの6つの注意点
まずは、マンションにおけるキッチンリフォームの注意点を6つ紹介します。
注意点①管理規約の要綱
マンションでキッチンリフォームを行うにあたっては、最初にマンションの管理規約を確認しておきましょう。
一般的に、管理規約のなかにはマンションでリフォームをするにあたってのルールなどが明記されています。
管理規約に違反してしまうと、オーナーや管理会社、近隣住民とトラブルになってしまう可能性があるので、事前の確認は重要です。
注意点②床材の制限
マンションで床材の変更を伴うキッチンリフォームを実施する場合、使用できる床材の種類に制限がある可能性があるため注意が必要です。
マンションの床材は、階の下への遮音や防音を優先するため、使用できる素材が制限されていることがあります。
たとえば、防音効果の低い床材は使用できない場合があるので、事前にマンションの規約を確認するといったことが必要となるでしょう。
注意点③電力量の上限
マンションでは各戸に供給される電力量に上限を設けていることにも注意が必要です。
そのため、ガスコンロから電力の使用量が多くなるIHクッキングヒーターへの変更ができない場合があります。
実際には、IHクッキングヒーターを導入するために、IH専用の200Vの電源を追加する電気工事を行うことも可能ではあるものの、工事を行うには管理組合の許可が必要です。
管理規約によっては電気工事が許可されないケースも多いため、まずは管理会社に確認しておかなくてはなりません。
注意点④梁の位置や大きさ
キッチンのレイアウト上に、住宅の構造で重要な木材である梁がある場合は、大幅なレイアウトを変更できないため注意が必要です。
レイアウトを変更してしまうと、吊り戸棚やレンジフードなどに影響が出てしまいます。
梁の位置や大きさは、同じマンションでも住戸ごとに異なるので、事前に確認しておいたほうがよいです。
キッチンのレイアウト上に梁がある場合は、マンションの梁に対応した吊り戸棚やレンジフードもあるので、そちらを検討してみるとよいでしょう。
注意点⑤構造壁であるかどうか
対面型で、キッチンの片側だけが壁に付いているペニンシュラキッチンをリフォームする場合、構造壁だとマンションでのリフォームは難しいので、注意が必要です。
構造壁とは、単なる部屋のあいだを仕切る目的としてではなく、住宅の構造上必要不可欠となるタイプの壁のことです。
ペニンシュラキッチンに付いているものが構造壁だと、工事をすると住宅のバランスが崩壊してしまいます。
そのため、マンションでペニンシュラキッチンのリフォームを行うにあたっては、構造壁であるかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
注意点⑥給排水設備やダクト、電気の配線の位置
既存の位置からキッチンを動かすリフォームを行う場合、給排水設備やダクト、電気の配線などの位置は事前に確認しておきましょう。
配管・配線の位置の都合上、キッチンを移動できない可能性があるためです。
給排水設備は水がしっかりと流れるように勾配をつける必要があるものの、キッチンの位置を移動させると勾配をつけられない可能性があります。
そのため、移動を伴ったキッチンリフォームは難しいというわけです。
マンションでのキッチンリフォームは注意点が多いため管理規約を確認しよう
いかがでしたでしょうか。
マンションは集合住宅だということもあり、戸建と比べると自由にはキッチンリフォームを行えません。
床材を変更したくても選べる床材に制限があることや、電力量の制限があるためガスコンロからIHクッキングヒーターに変えられない可能性などが指摘されます。
また、梁や給排水設備、ダクト、電気の配線の位置などによってはリフォームを行えないこともあります。
希望のリフォームを実施できるかどうかを判断するためには、事前に管理規約を確認しておきましょう。
ライフアドバンスジャパンは、住宅設備全般を取り扱う横浜の事業者です。
マンションにお住まいでキッチンリフォームを検討中の方は、ぜひご相談ください。
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