給湯器の交換の流れや業者の選び方

給湯器

# 豆知識

給湯器の交換の流れや業者の選び方

給湯器の故障をきっかけに、交換を考えはじめた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いざ交換する段にあたって焦らないように、流れや費用は事前に把握しておくと安心です。

そこで本記事では、給湯器を交換する際の流れや費用、業者の選び方も紹介します。
給湯器の交換で失敗しないためにも、ぜひ本記事を最後までお読みください。

給湯器を交換するタイミング

そもそもどのようなときに、給湯器は交換したほうがよいのでしょうか。
ここでは、給湯器を交換するタイミングを紹介します。

タイミング①給湯器が寿命を迎えたとき

寿命を迎えた給湯器は、替えどきです。

一般的に給湯器の耐用年数は戸建てに設置するタイプ、集合住宅に設置するタイプにかかわらず10年前後とされています。
これを超えた使用は、不具合が発生する可能性が高くなります。
さらに、修理に必要な部品の保有期間を過ぎてしまったことから、メーカーに修理部品の在庫がなく、修理自体ができないというケースもないとはいえません。

使用している給湯器の製造年月を確認のうえ、10年を超えているようであれば、交換を視野に入れましょう。

タイミング②給湯器に不具合が現れたとき

給湯器は、耐用年数の範囲内でも故障し、寿命を迎えることも珍しくありません。
耐用年数はあくまで目安であり、使用頻度や使用環境によって変動します。
そのため、不具合が発生した際は、修理とあわせて給湯器の交換も検討しましょう。

なお、給湯器に現れる不具合には、下記のようなものがあります。

給湯器の不具合の一例

  • 給湯されない
  • 湯温が上がらない
  • 追い炊きできない
  • 異音が鳴る
  • 異臭
  • 電源が付かない
  • エラーが表示される
  • 色のついた水が出てくる

特に、これらの不具合が頻繁に発生する場合は、給湯器内部の劣化が進み、既に寿命を迎えている可能性が高いと考えられます。
修理を業者に依頼する場合は、給湯器の状況や交換したほうがよいかどうかも、あわせて相談してみてください。

給湯器を交換する際の流れ

続いては、給湯器の交換の流れを4つのステップに分けて解説します。
給湯器の交換が決まったら、まずはこちらを参考に、手順をご確認ください。

手順①専門業者に見積もりを依頼する

給湯器の交換を決めたら、まずは修理業者に見積もりを依頼しましょう。
「想定外の費用を請求されてしまった」という事態を避けるためにも、見積もりは必ず依頼しておきたいところです。

また、少しでも交換費用を抑えるために、複数の業者に見積もりを依頼する“相見積もり”をおすすめします。
相見積もりをとれば、費用や条件を事前に比較検討できるので、ご自身にとってもっともよい選択肢を選べます。

手順②申し込み後に工事の日程を決める

見積もり金額を確認し、依頼する業者を決めたら、交換工事を行う日程を決めます。

工事日は、一般的に発注してから1~10日後が目安ですが、これは、業者に給湯器の在庫があるか、あるいはメーカー元から取り寄せが必要かどうかによっても変動します。

なお、給湯器交換の繁忙期は、一般的に冬季です。
そのため、この時期は依頼が込み合い、工事の日程が通常よりも遅くなる可能性があるという点に留意しておきましょう。

手順③給湯器を交換してもらう

工事の当日を迎えたら、いよいよ給湯器交換です。

給湯器の交換は、本体とリモコン(給湯パネル)の取り換えをセットで行います。
使用していた給湯器が古く、交換後のものと規格が大きく異なる場合は、ガス管の延長をはじめとした作業が必要になるケースもあり、その場合は大がかりな工事になります。

手順④新しい給湯器の動作を確認する

一連の取り付け工事が完了したら、最後に動作確認を行います。
業者もチェックしますが、ご自身でも動作に問題がないかどうか、念のため確認しておくと安心です。

なお、給湯器のリモコンの外縁部分は、設置直後に触れると接着剤や塗料が剝がれてしまうおそれがあるので、触らないでください。

給湯器の交換にかかる時間の目安

給湯器の本体とリモコンの交換をあわせた工事時間の目安は、2時間程度です。

ただし先述したとおり、ガス管の延長をはじめとした作業の必要があるケースでは、工事時間も伸びます。
念のため、時間に余裕をもっておきましょう。

給湯器の交換にかかる費用の目安

給湯器の交換にかかる費用は、本体の価格と工事費の合計となり、6万6,000~21万8,000円程度と、交換後の本体のタイプや工事内容によって費用面で大きなひらきがあります。

はじめに、給湯器の本体の価格について、下記の表をご覧ください。

一般的な給湯器の本体価格の目安【タイプ別】

16 20 24
オート フルオート オート フルオート オート フルオート
追い炊きなし 3万円~ 5万円~ 5万5,000円~
追い炊きあり 7万5,000円〜 9万円〜 8万5,000円〜 10万円〜 9万5,000円〜 10万5,000円〜
暖房機能あり 13万円〜 14万5,000円〜 15万円〜 16万1,000円〜

エコジョーズ(省エネ性の高い給湯器)の本体価格の目安【タイプ別】

16 20 24
オート フルオート オート フルオート オート フルオート
追い炊きなし 11万円〜 11万5,000円〜
追い炊きあり 10万5,000円〜 12万円〜 11万5,000円〜 13万円〜 12万円〜 13万5,000円〜
暖房機能あり 15万円〜 16万5,000円〜 15万5,000円〜 17万円〜

「号数」は、その給湯器が1分間に何リットルのお湯を作り出せるかを表します。
16号は出湯量が16リットルであり、単身世帯向けです。
同様に、20号は20リットル、24号は24リットルで、それぞれ2人世帯向け、ファミリー世帯向けになります。

また「オート」はお湯張りから追い炊き、保温を自動で行い、フルオートはこれにくわえて足し湯も自動で行います。

工事の項目ごとの費用の目安は、下記のとおりです。

給湯器交換の工事費の目安【項目別】

項目 費用の目安
給湯器の撤去費用 5,000~8,000円
給湯器の取り付け費用 5,000~8,000円
給水結び替え費 5,000~8,000円
給湯結び替え費 5,000~8,000円
リモコン結び替え費 8,000~1万2,000円
ガス結び替え費 8,000~1万2,000円

給湯器本体の価格や工事項目ごとの費用は、それぞれ業者の提示した見積もりと見比べてみてください。

給湯器の交換を依頼する業者を選ぶ際の4つのポイント

続いては、給湯器交換の業者選定のポイントを紹介します。
安心して工事を任せられる業者を見つけるために、お役立てください。

ポイント①電話対応に好感が持てる

初めて問い合わせた際の電話対応によって、安心して任せられる業者かどうかという点を把握できます。

「故障の状況について、丁寧なヒアリングがあるか」「見積もりや今後の流れの説明が明確でわかりやすいか」などの点を意識してチェックしてみてください。

もし、対応に雑な印象を受けたり、質問への回答が不明確であったりした場合は、ほかの業者への依頼もあわせて検討しましょう。

ポイント②見積もりが明確に記載されている

工事の見積もり書の内容が、明確に記載されている業者は安心できますよね。
各部品の価格や取り付け費用など、より細かい説明のある業者を選ぶことが賢明です。

なかには、基本料金のみ記載があり、オプションの費用は記載されていない見積もり書を出してくる業者もいます。
このような見積もりを鵜呑みにして発注すると、あとから思わぬ費用を請求されるといった事態になりかねません。

また、工事には想定外のトラブルが起こる可能性もあります。
そのような懸念がないのか、また万が一発生した場合は見積もり費用の範囲内で対応してもらえるのかどうかという点も、あわせて確認しておきましょう。

ポイント③保証が充実している

せっかく給湯器を交換しても、「その後またすぐに壊れてしまった」という悲劇もないとはいえません。

そのようなケースで保証に加入していないと、再度修理費用が発生し、手痛い出費となってしまいます。
このような事態を避けるためにも、新しく給湯器交換を行う際は、保証サービスの充実した修理業者に工事を依頼しておきたいところです。

相見積もりをとる際に、保証内容も確認のうえ、不明な点がある場合は業者へ質問しましょう。

ポイント④口コミでも評価されている

初めて業者を選ぶ際は、条件を比較するだけではなにかと不安ですよね。
そのようなときは、Web上に掲載されている口コミにも目を通してみるとよいでしょう。

ユーザーからの生の声が掲示されているので、「どのようなスタッフ対応なのか」「技術は高いのか」といった点を、事前にある程度判断できます。

複数の口コミサイトを参考に、安心して任せられると感じた業者に工事を発注することをおすすめします。

給湯器の交換を依頼する際の注意点

最後に、給湯器交換の工事を依頼する際の注意点を紹介します。

給湯器交換で失敗しないためにも、下記を確認のうえ、業者へあらかじめ伝えておきましょう。

給湯器を交換する際に確認および業者へ共有しておきたい事項

  • 戸建てか集合住宅か
  • 給湯器のタイプや色に指定があるか(集合住宅の場合)
  • 業者に指定があるか(集合住宅の場合)
  • 給湯器の設置場所
  • 配線カバーや廃棄変更部材の有無
  • 浴室乾燥機の有無
  • 床暖房の有無

これらは見積もりの際に、現地で確認してもらうことも可能ですが、電話での問い合わせ時に伝えておけば、以降の流れがよりスムーズになります。

事前に手順を把握し、スムーズな給湯器交換を!

いかがでしたでしょうか。

この記事では、給湯器交換のタイミングや交換時の手順もあわせて解説しました。

耐用年数を超過した給湯器は故障のリスクも上昇するため、交換を検討するタイミングといえます。
給湯器交換に際しては、業者への見積もりを依頼しつつ、余裕を持ったスケジュールを組みたいところです。
なお、業者選びに際しては、電話対応の品質や、見積もりが明確かどうかを確認のうえ、口コミも参考にしておくと安心です。

株式会社ライフアドバンスジャパンは、横浜・川崎エリアを中心に給湯器の交換を低価格で行っております。
お見積もりも無料で行っておりますので、ぜひお気軽にメールもしくはお電話でお問い合わせください。


おすすめの給湯器ピックアップ

給湯器のコラムトップに戻る >

TOP