給湯器の水漏れが危険な理由と発見した際の対処法

給湯器

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給湯器の水漏れが危険な理由と発見した際の対処法

給湯器から水漏れしても「まだ動いているから問題なさそうだな」と、放置している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、給湯器の水漏れを放置すると、機器の故障以外にも健康被害を起こすリスクがあります。

そこで本記事では、給湯器の水漏れを放置する危険性や、原因と対処法を解説します。
給湯器の水漏れを放置している方や、さらなるトラブルを防ぎたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

給湯器の水漏れを放置すると危険な理由

給湯器からの水漏れが少量であっても、放置すると大きな水漏れになり、重大な事故につながるリスクがあります。
ここでは、給湯器の水漏れを放置すると、どのような危険性があるのかを解説します。

理由①一酸化炭素中毒を引き起こすリスクがあるため

給湯器の水漏れによって起こるトラブルでもっとも危険なのは、一酸化炭素中毒になることです。
給湯器から漏れた水が内部のバーナーに継続的にかかると、不完全燃焼が起きて一酸化炭素が発生します。

不完全燃焼とは、給湯器でお湯を沸かすときに燃焼させるガスが、酸素不足により燃焼できずに、一酸化炭素が発生する現象のことです。

一酸化炭素は、無色でにおいがしないので発生しても気がつきにくく、吸入すると一酸化炭素中毒を引き起こすことがあります。
一酸化炭素中毒の症状は、軽度なものは頭痛やめまいで、重度なものは意識障害があり、最悪の場合は死に至ります。

給湯器から黒い煙が出たら不完全燃焼が起きている可能性が高いので、すぐに機器の使用を止めて、再点火はせずにメーカーや専門業者に連絡してください。

理由②電気系統の漏電やショートが起きるおそれがあるため

給湯器から漏れた水によって、内部の配線や基盤が少しずつ傷み、ショートや漏電するおそれがあります。
ショートや漏電は、感電や火災が起きる可能性があり非常に危険です。

給湯器は、電流が流れる部分以外には電気が通らない仕組みになっていますが、内部の配線や基盤の傷みによって、本来流れない場所に電気が流れてしまいます。
給湯器の電気が流れていない場所に急に電流が流れると、発火したり火花が散ったりすることがあり、近くにある燃えやすい物に引火すると火災が起こるかもしれません。

経年劣化で機器内部の配線や基盤が傷んでいる場合は、給湯器の水漏れによりさらに傷みが悪化して、漏電する可能性が高まります。
漏電やショートを起こさないためにも、給湯器の水漏れを放置しないようにしましょう。

理由③階下に浸水してトラブルに発展する可能性があるため

集合住宅の2階以上に住んでいる場合は、給湯器の水漏れを放置すると、漏れた水が下の階に流れてしまい、トラブルが起こる可能性があるため注意が必要です。

たとえば、階下の同じ位置に給湯器を設置していれば、その機器にも漏れた水がかかり故障して、二次被害が起きるケースが挙げられます。
また、階下が浸水し、カビを発生させることもあります。

近隣入居者に被害があると、損害賠償を請求されることもあるので注意してください。
階下に住んでいる方に迷惑をかけないためにも、水漏れはすぐに対処しましょう。

給湯器の水漏れの原因

給湯器の水漏れは、機器を故意に破損すること以外は自然に起きることが原因となります。
主な原因として考えられることを、以下で紹介します。

給湯器の水漏れの原因

  • 給湯器本体の経年劣化
  • 配管の凍結
  • 長期間の未使用
  • 施工不良

家庭用給湯器の寿命は10年程度なので、使用して10年以上経過している場合は、機器内部の部品の劣化により水漏れが発生します。
また、急激に温度が低下すると、配管内の水が凍結して配管を破裂させて、水漏れを引き起こす可能性があるため、冬場の気温の変化には注意してください。

そのほかの原因として、長期間使用しなかったあいだに機器内部の圧力が変化したり、機器の設置作業時にミスがあったりするケースが挙げられます。
給湯器を設置してすぐに水漏れを起こしている場合は、施行不良が原因であることがほとんどなので、設置した業者に連絡しましょう。

給湯器の水漏れを発見した際の対処法

給湯器の水漏れは、放置すると大きなトラブルや事故につながるので、早急に対処しなければなりません。
業者に連絡しても、機器や部品の在庫状況によりすぐに修理してもらうのは困難なことが多いため、被害を拡大しないように自身でできる対処法を紹介します。

手順①給湯器の電源を切りコンセントのプラグを抜く

給湯器から漏れた水がコンセントにかかると漏電につながる危険があるため、まずは機器本体の電源を切り、コンセントのプラグを抜きましょう。
水漏れしている状態で使用を続けると、機器の劣化が早まり、さらなるトラブルに発展することがあります。

プラグを抜くときに、手が濡れている状態でコンセントやプラグに触ると感電する危険があるため、手が濡れていないことを確認して行ってください。

手順②給湯器の給水元栓を閉める

水漏れは自然に止まることはなく、放置すると水が出続けるので、給水元栓を閉めて水漏れを止めてください。
給水元栓を閉めると、家全体の給水が止まります。

給湯器からの水漏れによって起こる二次被害や、浸水などを防ぐためにも、水漏れをできるだけはやく止めることが大切です。

手順③水漏れしている箇所を確認する

給湯器が作動しない状態になっているのを確認したら、機器のどこから水漏れが発生しているかを確認しましょう。
水漏れが発生している箇所を確認できると、状況を専門業者に伝えられて、修理作業がスムーズに行えます。

給湯器のどこから水漏れしているのかを一目で判断するのは困難なので、水滴をたどって点検してみてください。

手順④専門業者に修理を依頼する

給湯器の水漏れを発見したら、漏れた水の量にかかわらず、できるだけはやく専門業者に修理を依頼してください。
水漏れを放置すると被害が大きくなり、修理にかかる時間や費用も増えてしまいます。

また、自身で対処できるケースもありますが、修理に失敗した場合は、さらに高い費用が必要です。
応急処置で一時的に水漏れを止めることもできますが、専門業者に修理や点検を依頼すると、給湯器からの水漏れを根本的に解決できます。

給湯器の水漏れは放置せず早急に対処しましょう

いかがでしたでしょうか。

給湯器の水漏れを放置すると、集合住宅では二次被害を起こしたり、命の危険がある重大なリスクを引き起こしたりするケースがあります。
被害を起こさないためにも、自身で応急処置を行い、すぐに専門業者に修理を依頼してください。

また、給湯器の水漏れの原因となる経年劣化や配管の凍結は、日々のメンテナンスや対策で防げる場合もあるので、定期的な点検を実施しましょう。

ライフアドバンスジャパンでは、給湯器の交換や修理を行っています。
給湯器からの水漏れが起きて困っている方や、新しい機器への交換を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。


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