便座が割れてしまったときにできる応急処置や交換方法とは

長年使用している便座は、長時間座ったり蓋を勢いよく閉めたりすると、割れてしまうことはよくあります。
しかし、割れた便座は、使用すると怪我をしてしまう恐れがあるため注意しなければなりません。

そこで本記事では、便座が割れてしまったときにできる応急処置を紹介します。
便座の交換方法も紹介するので、便座が割れてお困りの方はぜひ最後までご覧ください。

便座が割れる原因とは？

便座が割れる原因は、主に3つあります。
それぞれの原因を紹介します。

原因①長年使っていたことで劣化した

便座が割れる主な原因に、経年劣化が挙げられます。

便座の寿命は約10年といわれているため、10年を超えて使用すると劣化していきます。
そのため、10年を超えて使用する場合は、交換を検討するかこまめに点検することをおすすめします。

原因②便座の上に全体重をかけた

背伸びをしても届かない位置にあるものを取るときに、便座を踏み台代わりにしているという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、便座の上に全体重をかけると、重みで割れてしまいます。

便座は、一部分に圧力がかかると割れやすく耐久性もそこまで高くないため、全体重をかけないように注意しましょう。

原因③重たいものやとがったものを便座の上に落とした

誤って重たいものやとがったものを落とした場合にも、便座が割れてしまう原因になります。

そのため、便座の上に位置する空間には、できるだけ重たいものや、とがったものを置かないようにしましょう。
また、置き場が便座の上に位置する部分しかない場合は、誤ってものが落ちないようにしっかりと固定することをおすすめします。

便座が割れた際の応急処置

便座が割れてしまうと、焦って瞬間接着剤を使用するという方もいらっしゃるかもしれませんが、応急処置として効果がありません。
そのため、便座が割れたときは、布ガムテープの使用がおすすめです。

すぐにできる応急処置として、便座の割れてしまった部分に布ガムテープを何重にも巻いて補強しましょう。
何重にもしてぐるぐる巻きにしておくことで、座った際にお尻の皮膚が割れた部分に挟まることもありません。

なお、温水洗浄便座の場合には、火災を防ぐためにあらかじめコンセントを抜いて電源を落としておきましょう。

便座を交換する際の手順

割れてしまった便座を、自分で交換しようとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、便座を交換する際の手順を紹介します。

手順①便座を取り外す

トイレの便座は、素人でも簡単に取り外せるような固定方法です。

まずは便座を持ち上げて、便器の裏側から固定されている部分を覗いてみてください。
覗いてみると、便器と便座を固定しているナットやパッキンが確認できるので、ナットやパッキンなどを外しましょう。

ナットやパッキンを取り外せたら、便座は簡単に取り外せます。

手順②便座のサイズを測る

便座の交換の際には、正しいサイズを知っておかなければなりません。

便座のサイズは、取りつけ穴から便器の先端にかけての長さが「47cm前後」と「44cm前後」の主に2つに分けられます。
そのため、使用している便座のサイズを測ったうえで、購入することをおすすめします。
サイズを測らずに購入すると、購入後にサイズが合わないということになりかねないため、注意しましょう。

また、メーカーによって便座を固定するボルトの長さが異なるため、取りつけ穴がある部分の便座の厚みも調べておくと安心です。

手順③便座を取りつける

便座のサイズを測ったあとは、自宅の便器に合うサイズを購入しましょう。
便座はホームセンターやネット通販などで購入できます。

便座の購入ができれば、便器を取りつけましょう。
取りつける方法は、ボルト2本を取りつけ穴に差し込んで、ナットを回してしっかりと固定するだけです。

便座を取りつけたあとは、実際に座ってみてぐらつきがないかどうかや、安定さなどを確認しておくことをおすすめします。

便器が割れた際は正しいサイズを測れば自分で交換できる

いかがでしたでしょうか？

便器が割れた際にできる応急処置は、布ガムテープを使って割れた部分を何重にも巻くことです。
布ガムテープを使って厚みを持たせることで、怪我の防止にもつながります。

便座を自分で交換する場合は、自宅の便器のサイズを測ってホームセンターやネット通販などで、新しい便器を購入しましょう。
便器と便座を固定しているナットやパッキンを外して便座を取り外し、新たな便器をボルト2本で取りつけ穴に差し込んで、ナットを回してしっかりと固定すれば完成です。

ライフアドバンスジャパンでは、トイレのリフォームを承っています。
長年使用している便器を交換したいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。